大阪「都」構想、賛成?反対?
制作:広宮孝信
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 大阪を変えたいという志そのものは素晴らしいものです。しかし、「都」構想の中身は「東京都にも問題あるが大阪より進んでいるので、とりあえず大阪を東京のようにすれば何とかなるかも」という程度でしかありません。
 「都」構想により市を解体した際には分割された区同士で市から移管される優良資産の奪い合い、借金負担の押し付け合いその他、収拾の付かない混乱が生じるリスクが極めて高い。単純に人口割でと言っても「うちの区は最近他市から来たばかりの住民が多い。市の借金を人口割で負担させられるなど到底納得が行かない」等々、必ずや揉めに揉めることになるでしょう。ある区と他の区の区民同士で長期間、いがみ合い、憎しみ合い、分断されるような悲しい事態もあり得るのです。東京市が解体され特別区制に移行したのは昭和18年、戦時の強権的体制であったからこそ出来たのです。しかもその目的は「地方のことは地方で決める」あるいは、「きめ細やかな住民サービスの充実」のための地方分権どころか、内務省による統制強化でした。
 余り知られていないことですが、大阪市は全国自治体の平均よりもかなりのハイペースで職員数、負債を着実に削減しています。これを断固続行することを前提に、市と府の連携を強化し、国から府、府から市への権限と財源の移譲を進め、大阪のことは大阪で決められるようにする。
 そして、「区に解体したほうがきめ細やかな住民サービスができる」という考え方についても、「区に解体」だけが手段ではありません。市を解体せず、区より小さな単位で予算を分配、住民が自ら使い方を決められるようにするというやり方もあります。これならよりきめ細やかな住民ニーズに対応できるうえ、市を解体した場合に起きるであろう「泥沼の争いごと」もありません。そういうやり方もあるのです。
 大切なのは「都」構想という手段ではなく、大阪を良くしたいという志であるはず。橋下知事自身が「詳細は統一地方選後に詰める」と発言するなど中身が良く分からず、かつ、リスクが明らかと言える「都」構想について皆様の貴重なご意見、ご感想をお寄せ下さい。

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